2011年1月8日土曜日

テクノ手芸部 特別講義

こんにちは!久しぶりの更新します。


いきなり本題。


なんと先日!!!!!!
我がSFCに!!!!!!!!!
かのテクノ手芸部のよしだともふみさんがいらっしゃって
特別講義をして下さいました!!!!(ワーーーー!!)


乙電メンバー90%が受講する「ウェアラブルメディアデザイン」
という授業でこの特別講義が実現しました。
手配をしてくださった脇田先生ありがとうございました。
この場を借りてお礼を申し上げます。


当日の模様は、とぅぎゃったーに全部あります(真顔)


…だけで終わる記事は存在価値がないので、色々と書きます。




まず作品を幾つか持って来て頂いており、
机に並べてセッティング完了。
資料をボードに映しつつ講義がスタートしました。



・テクノ手芸部のなりたち
・お二人の紹介
・作品の紹介
・書籍「テクノ手芸」の紹介


など基本情報という類いのものを丁寧に紹介して頂きました。
かすやさんを「ほんっと可愛いんですよ!!」と紹介されるよしださん...


二人ともかわいすぎますよ。チャーミングすぎますよ。


そしてここから本題に入ってゆきます。
「テクノ手芸」はどうして始まったか?という部分です。


「Fashioning Technologies ではなく『テクノ手芸』という言葉を作った」
という一言が印象的でした。


つまり、「ものづくり誰でも楽しめる現象」を呼ぶことが
当初の方向性だったそうで、
手芸の親しみ易さ+電子技術の動的な表現としての「テクノ手芸」を、
アートとして取り組みたかったそうです。


インタラクティブアートの人としてのよしださんと、
デザインエンジニアの人としてのかすやさん。
このお二人がが新しいことを始めるとしたら?と考えた時に、
かっこいいメディアアートではなく
どんな人も面白いと言ってもらえるようなものを作ろうということになった、
といういきさつに、妙に合点がいってしまいました。


テクノ手芸という名前だから許されるユルさ、愛嬌。
だから、あれだけ多くの人の人気や注目を浴びることになったのでしょう。


難しいものを難しいままほっといたり、
技術を出すだけで突き放すようなことはしたくないと考えた、
とよしださんは仰っておられました。
ほれてまうやろー!


また、「電子技術」と「手芸」の全く異なると捉えられがちな
2分野の融合ということについては


電子部品買ってる人と、ビーズとか買ってる人の目つきは一緒、
と前置きされたうえで、
ふたつ専門性があって、どっちかが簡単という訳ではなく、
お互い「自分がやるようなものではないな」と考えているときに
”テクノ手芸”というフレームワークが重要になる、とご説明されていました。


枠組み、ということを強調されておられましたが、
私たちは案外こういうものに縛られてしまって、
自分たちの創作意欲の矛先を狭めていっているのかもしれませんね。


なんにせよ、「テクノ手芸」という言葉だから許されるユルさ
ということにとても納得した次第です。


そして今後の展望については


これからは誰でもつくれるようになる。
だからテクノ手芸を作れるようになるだけではだめで、
「テクノ手芸」と同列の見立てもしくはラッパーを作ることが大事、
と仰っていました。これは正直、うわああああと思った乙電一同でした。(笑
つまりテクノ手芸、というまた枠組みにとらわれては駄目ということなのですね。
私たちも、オリジナリティを出して作品づくりにはげみましょう....!




海外進出等について質問も出ましたが、


海外は未来的なイメージのものから、ロハスなものに行って、
最近は一週してまた非日常的なサイバーなものが
トレンドになっている気がするとおっしゃいました。
なるほど、たしかに。


で、そういうLEDが明るいほどよいみたいなところに
いまのキッチュなテクノ手芸部の作品が切り込んでいけるか?
というのは確かにあって、
結論からすると現在は検討中、奔走中とのことでした。


でも海外の人にもうけると思うけどなあ。とか思っちゃいました。
光る寿司とか(笑)






最後には、ユザワヤに電子部品をおいてもらうには?
という話で大盛り上がり(笑)


ユザワヤって卸した品目の全てを取り扱わないといけないんですね。
だから、電子部品は際限ないから無理なんじゃないか、
というところに落ち着きました。


でもやっぱり、個人的にはそれは最強だと思うので、
是非やって頂きたいと切望してますw




講義後光るいくらのしゃけ
(講義中女の子ということが判明、
って当たり前かwww いくらついてんねんからwww)


思わず記念撮影をするメンバー。






とても有意義で興味しんしんな、楽しい時間でしたね♪